【ポータブル電源】「キッチンカー」に最適なおすすめポータブル電源はどれ?

キッチンカー向けのポータブル電源2つ

「カフェ開業@キッチンカー」奮闘記 第7歩:
【ポータブル電源】「キッチンカー」に最適なおすすめポータブル電源はどれ?

公園に停車しているキッチンカー

【※営業のキッチンカーに必要な設備として電源の確保は重要な問題。

もちろん出店場所で電源を供給していただける場合もあると思うので、それならば心配しなくてよいのですが、もし「自前で電力を確保しなければならない」という時のために、「ポータブル電源」についても考えておきたいところです。

今回は、自分の予定しているカフェ営業で使用予定の電化製品とおおよその消費電力(量)をリストアップし、それに見合った能力の「ポータブル電源」は何かを考えていきたいと思います。

この記事を読んでわかる事

コーヒー中心のキッチンカーに必要なポータブル電源のスペックが分かります。

「キッチンカーをやりたい方」あるいは「長期間の車中泊を計画されている方」で「ポータブル電源」を検討されているようでしたら、ぜひ参考してみてください。

目次

キッチンカーでの「カフェ営業」で予定している家電製品の使用シュミレーション

では、まず僕が営業を目指しているキッチンカーによる「カフェ」で必要な電化製品をピックアップしてみたいと思います。

僕はドリップコーヒーを中心としたカフェ業態のキッチンカーを目指しています。

そこで、1日のおおよその提供数を以下のように想定しました。

  • ドリップコーヒー(ホット・アイス併せて) 50杯
  • 紅茶(ホット・アイス併せて) 20杯
  • カフェオレ(ホット・アイス併せて)40杯
  • アイススムージー 80杯

この条件で、以下の家電製品の使用状況をシュミレーションし、1日あたり「消費電力(量)」を計算してみたいと思います。

【冷凍・冷蔵庫】フクシマガリレイ 超薄型ヨコ型冷凍冷蔵庫 LCU-121PE 単相100V 内装樹脂仕
最大消費電力185W(平均90Wと仮定)1日の消費電力量720Wh
1日稼働時間8時間
【一般的な500Wの電子レンジ】
最大消費電力1300W
(500W電子レンジの一般的な消費電力)
1日の消費電力量870Wh
1日稼働時間1時間
※想定条件:60秒×40杯
【コーヒーミル(豆の粉砕)】みるっこ
最大消費電力130W(定格消費電力)1日の消費電力量60.6Wh
1日稼働時間130W(定格消費電力)28分
(想定条件:10秒×170杯)
【電気ケトル】DRETEC(PO-116GN)電気ケトル リーフ 1L
最大消費電力900W(定格消費電力)1日の消費電力量1500Wh
1日稼働時間100分
(想定条件:5分×20回沸かす)
【業務用ミキサー】FMI STEALTH895NBS
夏期のみアイススムージー用に使用予定)
最大消費電力1200W1日の消費電力量533Wh
1日稼働時間26分
(想定条件:20秒×80杯)

合計

約3600Wh

以上5機材の合計消費電力は3715W、消費電力量は約3600Whとなりました。

計算上、「消費電力」は最大値を合計していますので、実際に常にこの「消費電力」を使用しているわけではありません。

とはいえ、なかなか膨大な消費電力量といえますね。

とにもかくにも「最大電力が3715W 電力量が3600Wh」の規格を満たす「ポータブル電源」を探す必要があるということです。(この時点でやや自信がなくなっている。。。)

カフェ営業に耐えられる「ポータブル電源」を探してみました。

繰り返しますが、想定される必要消費電力、電力量は

  • (最大)出力電力 3715W
  • 消費電力量 3600Wh

なります。

これだけ超大容量(化け物級)の「ポータブル電源」がほんとにあるのでしょうか?

最近は、各社から超大容量「ポータブル電源」を販売されており、数年前に比べれば選択肢が増えてきました。

実際に検索してみましたところ、「ASAGAO」「EcoFlow(エコフロー)」というメーカーから発売されている「ポータブル電源」などが対応可能そうです。

ASAGAO 「AS2K-JP」

単体で「定格出力2000W/瞬間出力4200W」の出力が可能で、充電容量は2024Whとなっています。

すごい能力なんですが、想定しているキッチンカーのカフェ営業(1日)に耐えられる出力容量ではありません。
お湯沸かしをガスなどにゆだねれば、このクラスの大容量ポータブル電源で対応できると考えています。

ちなみに「湯沸かし分」の電気ケトルの消費電力を差し引くと以下の数字が目安になります。

  • (最大)出力電力 2800W
  • 消費電力量 2100Wh

お値段は約20万円程度と高額ではありますが、「パススルー機能」などもありコスパはよいのではないかと思います。

2022年4月に当機種「AS2K-JP」を購入しましたので、以下レビュー記事もご参照ください。

EF EcoFlow(エコフロー) ポータブル電源 DELTA Max

単体で「定格出力2000W/瞬間出力4200W」の出力が可能で、充電容量は大容量 1612Wh ポータブルバッテリー AC出力(2000W瞬間最大4200W)となります。

こちらもすごい能力なんですが、想定しているキッチンカーのカフェ営業(1日)に耐えられる出力容量ではありません。

しかし、この製品は「拡張機能」があり「エクストラバッテリー(正確な価格は不明)」を2個まで繋げることにより蓄電容量最大5,644Whまで拡張が可能になります。



EF EcoFlow(エコフロー) ポータブル電源 DELTA Pro

YouTubeの「カズチャンネル」で2021年8月にこの製品がレビューされていました。(こちらから

この製品は、単体で「定格出力3000W/瞬間出力6000W」の出力が可能で、蓄電容量は、3600Whです。

こちらであれば、先に掲げた「僕の想定条件(最大出力電力が3715W 電力量が3600Wh)」の場合であっても「単体」で賄えそうです。
ちなみにこの電源は同機種3台までつなぐことができます。(つまり10800Wh!!まで電力量を増やせる。)

お値段は、約40万円です。
ちょっと勇気がいる買い物になりますね。

【僕の結論】キッチンカーのカフェ営業では「電気」にだけ頼るのは無理がある。

以上の事から、言えることは。。。

すべてを電気にたよって「カフェ営業」するのは無理があるようです。

では、どうしたらよいでしょうか?

僕なりの結論は、次の通りです。(すでに上述していますが。。)

電気ケトルの消費電力量が多いので、お湯に関しては「ガス」の力も借りる。

もしお湯を「ガス」で賄うなどいくつかの点で工夫すれば、

僕の想定したカフェ営業では、「最大消費電力:2800W / 消費電力量2250Wh」となります。

そうすると、ASGAO AS2K-JP「EF EcoFlow(エコフロー) ポータブル電源 DELTA Max単体で必要電力を賄うことが可能になります。

価格は約20万円ほどしてしまいますが、これであればなんとかなるかもしれません。

後日、実際に試験をして感じたこと

私が導入した冷凍冷蔵庫の消費電力が想定以上に大きく、蓄電容量2000Whでも少し心もとないと感じました。

よって、拡張性のあるバッテリーは、「電力量足りない」ってなってからも買い足せるのでなお良いと思います。

いろいろ難しい。。。

 

【まとめ】キッチンカーのカフェ営業で、最適な「ポータブル電源」はどれ?

では、この記事の内容を「総まとめ」します。

  • 僕の想定しているキッチンカーによる「カフェ営業」をすべて電化製品で賄おうとすると、「消費電力:約3700W/消費電力量3600Wh」もある。
  • この条件で耐えうる「大容量ポータプル電源」は、エコフロー社の製品のように存在はしているが、単体では能力が追い付かない。(拡張の必要がある)
  • キッチンカーによるカフェ営業をすべて家電製品だけで賄うのは少々無理があり、お湯に関しては「ガス」の力を借りる必要がある。(電気ケトルは使わない)
  • ガスの力を借りれば、「消費電力:2800W / 消費電力量2250Wh」と電力量を抑えられる。
    ⇒「ASAGAO AS2K-JP」や「EcoFlow(エコフロー) ポータブル電源 DELTA MAX」一台運用が可能。ただし、あくまでも計算上なので、足りない場合は、拡張させるかソーラーパネルの導入も視野に!!

 

【大結論】コーヒー中心のキッチンカーの必要最小限「ポータブル電源スペック」
  • 消費電力:2800W/消費電力量2250Wh以上のクラスが必要。
  • 拡張性があると後付けできるのでなお安心!!
  • ソーラーパネルも備え付けることもありかも!!

 

なお、検討を重ねた結果僕自身は「ASAGAO AS2K-JP」を購入しました。(2022年4月)
レビュー記事を参照してみてください。

以上になります。

お読みいただきありがとうございました。
キッチンカーをやりたい方、何泊もする車中泊を計画している方の何かの参考になれば幸いです。

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