【堀口式vs井崎式】美味しいコーヒーのドリップ方法はどっち?(ORIGAMI編)

「カフェ開業@キッチンカー」奮闘記 第12歩:

【堀口式vs井崎式】美味しいコーヒーのドリップ方法はどっち?(ORIGAMI編)

今回は3回目の検証となります。

  • 【前々回】第1部 KONOドリッパーで「堀口式ドリップ」VS「井崎式ドリップ」の比較検証
  • 【前回】第2部 ハリオドリッパーで「堀口式ドリップ」VS「井崎式ドリップ」の比較検証
  • 【今回】第3部 ORIGAMIドリッパーで「堀口式ドリップ」VS「井崎式ドリップ」の比較検証

今回の検証では、「ORIGAMIドリッパー」を使って、日本のコーヒー業界を引っ張っているお二人。

  • 日本のスペシャルティーコーヒーの第一人者である堀口珈琲の「堀口俊英」氏
  • 2014年にバリスタチャンピオンシップの世界大会で優勝された「井崎英典」氏

このお二人が提唱されている「堀口式ドリップ」VS「井崎式ドリップ」の比較検証をいたします。

目次

「お洒落さ」と「実力」を兼ね備えた「ORIGAMIドリッパー」

ORIGAMIドリッパーの第一印象は、なんといっても独創的な「フォルム」でとてもお洒落ですよね。

ただ、見た目だけではなく実力(実績)もある最近注目のドリッパーなんです。

というのは、World Brewers Cup (2019年)で「Jia Ning Du」さんがORIGAMIドリッパーを使用して優勝したからです。

またORIGAMIドリッパーは、伝統的な陶器である「美濃焼」であることもなんか惹かれてしまいます。

今回の検証では、通常の円錐型のペーパーフィルターを使いましたが、ウェーブ型のフィルターを使うこともできます。

円錐型のペーパーフィルターを使用すると写真からもわかるようにフィルターとドリッパーの間に大きな空間ができます。

この空間部分がお湯の通る溝となりますので、抽出速度は大変早くなります。

ORIGAMIドリッパーを使って抽出する

ということは、つまり「すっきり」とした味わいのコーヒーになりやすいと言えます。
(前回の「ハリオドリッパー」と似ている。)

 

ORIGAMIドリッパーの抽出写真(下の部分)

この「リブ」のおかげで抽出されたお湯が下に抜け落ちやすくなっていて、透明感のあるすっきりした味わいのコーヒーが抽出できます。

 

「コーヒードリップ」の2大巨頭である「堀口英俊」「井崎英典」の紹介

堀口俊英井崎英典
経歴1948年生まれ。1990年東京都世田谷区に「ビーンズショップ喫茶「珈琲工房HORIGUCHI」を開設。2002年には堀口研究所を開設し、コーヒーの栽培、精製と香味の研究のほか、セミナーの運営、開業支援などを行う。
【著書「おいしいMYコーヒーの愉しみ方」より参照】
1990年生まれ、福岡県出身。第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン。高校中退後、父が経営するコーヒー店でバリスタになる。法政大学国際文化学部への入学を機に、㈱丸山珈琲に入社。2012年、史上最年少でジャパン・バリスタ・チャンピオンシップにて優勝し、2連覇を経て、2014年のワールド・バリスタ・チャンピオンでアジア人で初めて優勝する。
【著書「コーヒーを楽しむ教科書」より参照】
所属株式会社堀口珈琲 創業者であり代表取締役会長株式会社QAHWA代表取締役社
一言でいえば。。。日本のスペシャルティーコーヒーの第一人者第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン
主な著書2008年「おいしいMyコーヒーの愉しみ方」
2009年「「極上の一杯」の淹れ方がわかる! おいしい珈琲のある生活」
2010年「珈琲の教科書」
2020年「THE STUDY OF COFFEE」
2019年「ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える世界一美味しいコーヒーの淹れ方」
2020年「理由がわかればもっとおいしい!コーヒーを楽しむ教科書」
現在堀口珈琲の経営は、後任に任し、コーヒーの研究活動に専念している。コンサルティングに力を注いだり、コーヒーのエバンジェリストとして啓蒙活動をしている。

堀口式ドリップ法と井崎式ドリップ法の解説

堀口式ドリップ法井崎式ドリップ法
目安容量粉15g 抽出120ml(抽出量)
粉25g 抽出240ml(抽出量)
粉35g 抽出360ml(抽出量)
お湯(注ぐ量):コーヒー豆=100:8
⇒粉15g 187.5ml(注ぐ量)
粉25g 312.5ml(注ぐ量)
粉35g 437.5ml(注ぐ量)
手順
  1. 粉を平らにする。
  2. 93℃±2℃のお湯を粉の中心に10ml程度注ぐ。
  3. さらに10ml注ぎ、20~30秒後に1滴落ちるまでそれを繰り返す。
  4. 最初の1滴以降は、お湯を多めにし、粉の中心から外側に円を描くように注ぐ。
  5. 1分30秒で約100ml程度抽出する。
  6. お湯を多めに注ぎ、残りの1分で140mlを抽出する。

【著書「THE STUDY OF COFFEE」より参照】

  1. フィルターをドリッパーにセットする。
  2. 器具を温める。(フィルタにもお湯をかける)
  3. 粉をセットする。
  4. 1湯目(お湯全体の20%)を注ぐ。
    ⇒時間計測スタート
  5. 蒸らす。
  6. 撹拌する。(ドリッパーを水平方向にくるくる回す。)
    ⇒1湯目から1分たつまで待つ。
  7. 2湯目(お湯全体の20%)を注ぐ。(粉全体に乗せる感じ)
    ⇒1湯目から1分30秒たつまで待つ。
  8. 3湯目(お湯全体の20%)を注ぐ。
    ⇒1湯目から2分たつまで待つ。
  9. 3湯目(お湯全体の40%)を注ぐ。
  10. 撹拌する。

【著書「理由がわかればもっとおいしい!コーヒーを楽しむ教科書」より参照】

特徴
  • 「蒸らし」の概念がない。
    お湯を粉に少量づつ注ぎ浸透させていくイメージ
  • お湯の量は、「抽出されたコーヒー」の量で管理
    ⇒落ちきるまで待たない!!
  • ドリッパーをくるくる回す「撹拌工程」
  • 一般的には、お湯はフィルターに直接当てないことが推奨されるが、井崎式では、当ててもOK(むしろ当てるほうが良い)。
  • お湯の量は、「注いだお湯」の量で管理
    ⇒落ちきるまで待つ!!
共通している重要ポイントお湯の量、粉の量、注ぐペース(時間)をスケールを使って計測すること!!

堀口式ドリップ法と井崎式ドリップ法比較検証方法

比較方法は、以下の通りそれぞれ抽出を行い、テイスティングする。

堀口式ドリップ法井崎式ドリップ法
コーヒー豆グアテマラ サンタカタリーナ農園(みるっこ7番)ガテマラのコーヒー豆
豆とお湯の量豆:20g 抽出量200g豆16g 注ぐ量200g
抽出時間約2分24秒約3分
抽出器具ORIGAMI式ドリッパーを使用
(写真ではわかりにくいですが、中央部がくぼみ、土手が出来ています。)ORIGAMIドリッパー抽出後写真(堀口式)
ORIGAMI式ドリッパーを使用
(抽出後の粉は平らになっています。これは井崎式で入れた時の特徴です。
粉全体にお湯がいきわたる事が重要という考え方です。)ORIGAMIドリッパー抽出後の写真(井崎式)

堀口式ドリップ法と井崎式ドリップ法の比較検証結果

堀口式ドリップ法井崎式ドリップ法
香り(10点満点)9
後味(10点満点)9
酸味(10点満点)7
コク(10点満点)9
バランス(10点満点)8
味の印象透明感があり、クリア。
クリアだからこそ、豆の特徴的な「酸」が際立つ。
コクは、井崎式の方が出ています。
「コーヒー」の重さ・深さがしっかり出ていると思います。

【まとめ】考察~「堀口式」と「井崎式」どちらがおすすめなの?

という事であくまでも、僕個人の見解ですが、

「ORIGAMI式」ドリッパーでも、「堀口式」の入れ方の方がクリアで飲みやすく感じました。
しかし、KONO式、ハリオ式ドリッパーほどの有意差は感じませんでした。

ORIGAMIドリッパーは大変抜けが良いので、「堀口式」「井崎式」でもすっきりとした味わいに仕上がりました。

  • 「井崎式」で入れるなら、僕はこのORIGAMIドリッパーが一番美味しいドリップコーヒーだと思いました。

 

  • 「堀口式」でいれるならば、KONO式ドリッパーで入れるのが一番美味しく感じました。(クリアな酸が分かりやすくバランスも良い)

 

また、使用する豆によっても、結果が変わってくるようにも思いました。

本当にコーヒーは奥深く、まだまだいろいろな経験を積んでいくことが大切であると改めて思いました。

美味しいドリップコーヒーへの道は、終わりのない旅ですね。。。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

堀口俊英氏の直近の著書:コーヒーを科学的に研究・分析している本。本当に美味しいコーヒーを求めている方。コーヒーを極めたい方にはおすすめの方です。

井崎英典氏の著書:コーヒー初心者にもわかりやすく、イラストもふんだんに使いながら「コーヒー」について解説してくれています。美味しいコーヒーの入れ方も具体的でとても分かりやすいです。

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