「カフェ開業@キッチンカー」奮闘記 第22歩:
【SCAJ 2021】キッチンカーカフェ開業目指す僕が気になった出展商品10選
先日、コーヒー業界のビックイベントSCAJ2021に行ってきました。
SCAJとは、「日本スペシャルティーコーヒー協会」のことで、基本構想として、以下の事を掲げています。
簡単に言うと「スペシャルティーコーヒー」を日本へ広めていく啓蒙活動している団体ということでしょうか。
そして「SCAJ 2021」は、このSCAJが年に1回展示会(アジア最大)を開催していて、その2021年度の展示会のことです。
(昨年は、コロナ禍で中止になってしまったので、2年ぶりの開催です。)
僕自身、今は脱サラして時間にゆとりがあるので、2日間じっくり時間をかけて「SCAJ2021」を視察しました。
そんなわけで、この記事では、以下の2つの目線で「SCAJ2021」で気になった商品「10選」を厳選して取り上げたいと思います。
- 「キッチンカーでカフェ開業」目線で気になった商品 3選
- いちコーヒーファンとして気になった商品 7選【マシン、焙煎機、生豆】
ご興味のある方、「SCAJ 2021」にいけなかった方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
「キッチンカーでカフェ開業」目線で気になった商品を3選
【FMI社ブレンダー】 blendtec STEALTH895 NBS
※FMI社が「ブレンテック」の正規代理店
型式 | STEALTH TH895 NBS |
電源 | 100V 50/60Hz |
電流 | 14.5A(30分定格) |
消費電力 | 1.2KW |
回転数 | プログラム:2,100~21,000r.p.m. (10段階)[無負荷時] |
容器容量(オプション) | 2.2L |
質量 | 7.1㎏(本体6.2㎏+備品0.9㎏) |
外形寸法 | 幅220×奥行235×高さ440㎜ (防音フードカバー開時 奥行380×高さ620mm) |
この商品は、スムージーを作るためのブレンダーで、開業予定のキッチンカーで夏場にアイススムージーを提供したいので気になっていました。
「ブレンテックシリーズ」には、何機種かのブレンダーがあるのですが、この「STEALTH895」のみ提供カップを使ってそのままブレンドできるというのが、一番の特徴です。
つまり「洗い物」が少なくて済むのでまさにキッチンカーの為のブレンダーと言えるでしょう。
(※言葉だけだと伝わりにくいので、こちらの動画参照ください。)
- 定価36万円
- クラッシュアイスを使うことが推奨
- 刃を洗う為の「リンサー」という別の洗浄機(35300円)も必要(あった方が良い)
- 基本レシピは、個体(氷、フルーツなど)4:液体(牛乳、シロップ)6
※シロップは5%~10%程度 - カップは指定(東罐興業指定 12oz/14oz/17oz)※14ozが標準的でいいかも
【シロップ①】1883フランス
こちらの「1883 FRANCE」は、アイススムージーに使いたいと思っています。
その名前のまんまですが、1883年創業のフランスのシロップです。(輸入総代理店が株式会社デニオ総合研究所)
100年以上の歴史がある老舗のシロップメーカーですね。
アピールポイントは、以下2点。
- エビアンと同じ水源の水を使って製造している。
- 100%サトウキビのシロップで保存料不使用。
【シロップ②】Torani ピュアメイド ゼロシュガーシロップ
こちらもスムージーに使えそうなシリーズです。
「TORANI」はアメリカ合衆国 サンフランシスコのブランドで、日本の代理店は東洋ビバレッジ株式会社。
- フルーツハーブ系シロップ 28種類
- ナッツスイート系シロップ 21種類
- ゼロシュガー系シロップ 9種類
- カフェドリンク系ソース 6種類
- フローズンスムージーベース 7種類
とかなりバラエティーに富んだ品揃えですね。
出展ブースでは、「希少糖」を使用した糖類ゼロの「ゼロシュガーシロップ」をいちおししていました。!!
味見もしましたが、心地よい自然な甘さで美味しかったです。
このゼロシュガーシリーズも僕が予定している「アイススムージー」に使えそうですが、よりスムージー向けの「ピュアブレンド」シリーズもおすすめとのことです。
こちらは果肉なども入った本格的なスムージー、カクテル、パンケーキなどのトッピングにも使えるそうですよ。
「一(いち)コーヒーファン」として気になった商品7選
【ハンドミル】「ブランド名:PLUSMOTION」JPPro
1ZERPRESSO社(台湾)の商品、世界最高峰の「ハンドミル」といってもよいのではないでしょうか。
実際に豆を挽いてみましたが、とても心地よい感覚で、ストレスなく挽くことが出来ました。
個人的には電動ミル「みるっこ」をもっているので、主には「みるっこ」を活用するのですが、主に以下のようなシーンを想定して使ってみたい!!と思っています。
- 休みの日にまったりとコーヒータイムを楽しみたい。
- エスプレッソを入れたい。
- 挽ける豆の量35~40g(ハンドミルとしてはそこそこの容量)
- 粒度の細かさはなんと120段階!!
(0.022㎜の超微調整能力) - ストレスなく挽ける。「砕かず、切る」
- 定価「39800円」
コマンダンテも大変素晴らしいミルですが、人気が高すぎて今は超品薄状態!!(短くても半年待ち)しかも、ネット通販ではプレミア価格がついてしまい5万円以上の価格がついているようです。
(コマンダンテの代理店の方に伺った話です!!)
いくら超人気の実力のあるハンドミルとはいえ、「コマンダンテ」に5万円以上の価格は、なかなか勇気がいる出費ですよね。
両商品を比較検証したことがないので甲乙つけられませんが、同レベルの高質なハンドミルが39800円で購入できるのであれば、それに飛びつきたいです。
個人的には、この「JPPRO」を使って、直火式エスプレッソ「マキネッタ」で本格ラテを作ってみたいです。
マキネッタについては、こちらお読みください。
【焙煎機①】電動miniコーヒーロースター チタンHRM300-Ti
京都の「ヨサノロースター」の製品です。
カセットコンロ、ガスコンロにセットして焙煎するという、実にシンプルなロースターですね。
一番小さいタイプで「300g焙煎【チタン】」(税込み151,800円)とのことです。
直火式ですから、火力のコントロールも難しく焙煎中はつきっきりになる必要があるようです。
まさに焙煎士の腕が試される焙煎機と言っていいでしょう!!
【焙煎機②】Aillio BULLET R1 V2
こちらの焙煎機(デンマーク製・代理店は株式会社ノーザンコマーシャル)も気になっています。(結構人だかり状態でしたよ。)
「Aillio BULLET R1 V2」は、パソコンで制御ができるタイプの焙煎機でヨサノロースターの焙煎機とは対照的です。
- 生豆350g ~ 最大1kg まで1度に焙煎可能。
- BULLET R1は、2種類のセンサーで豆温度を測定し表示します。
- 焙煎中は200Wから1500Wまで、電力を調整することで、加熱力をコントロール出来ます。
- 1回の焙煎量︓ 350g ~ 1kg
1日の最大焙煎量︓ 3kg~5kg (月間100kg)
ロースト時間︓ 目安として7分~20分 - 価格は40万円程度
もし将来的に、自家焙煎の領域に踏み入れるとしたら、こちらの機種ぐらいが候補になりそうです。
「窯の大きさ」と「価格面」で許容範囲ではないかと考えています。
【生豆業者①】CERRAD COFFEE&小分け専門会社MADURA
直接、社長さん(山口カルロス彰男様)にご説明をいただきました。
創業時は、ブラジルに農園を作るところから始めただけあって、ブラジルの豆を中心に取り扱いしています。(もちろんスペシャルティーコーヒーが中心)
ブラジルのセラード地域で生産されるコーヒーの中で、一定の基準に合格したコーヒーを「セラードコーヒー」というブランドで販売しています。
ブラジル以外の世界各国の豆ももちろん取り扱いがあります。
セラードコーヒーさんとしては、完全業務用なので販売単位も「20㎏」とのことです。
しかし、関連会社として小分け会社「MADURA」があり、一般消費者向けに「1㎏」単位の販売もしてくれるようです。
会場では、その年だけしかとれない「ワイン」のような香味の豆3種類を試飲させていただきました。
⇒もはや「コーヒーの概念を改めなければいけない味わい」でした。
ちなみに、コーヒー系のYouTubeチャンネル「暮らしとコーヒーの動画」さんは、「セラードコーヒー」さんから豆を仕入れされているようです。
この「暮らしとコーヒーの動画」さんもコーヒーのマニアックな世界をいろいろ検証したり、コーヒー業界の闇!?についても情報発信されているなかなか面白いチャンネルでお勧めです。
【生豆業者②】JAPAN COFFEE COOP
いくつかの小規模コーヒー業者(以下参照)が集まって「買い付け」などを行っているグループです。
- カフェタイム(京都府)(※有限会社タイムズクラブが本部?)
- Smile(広島県)
- こうしい屋 蛇舞珈亭(広島県)
- EARTH BERRY COFFEE(広島県)
- 珈琲工房 森山(福岡県)
- Your Coffee(千葉県)
- MOKAJAVA(東京都)
- 晩秋(埼玉県)
- EUREKA COFFEE ROASTERS(千葉県)
カッピング・焙煎の勉強会、産地への訪問など積極的に行い、「スペシャルティーコーヒー」を日々追及しているグループのようです。
カップオブエクセレンスに国際審査員を輩出しているとのことですので、実力のあるメンバーがいらっしゃるんですね。
コーヒー業界は、この激動の世の中でいろいろ変動していきますので、こういう勉強熱心なグループにつながっていることは、ひとつの強みになりそうです。
【アプリ】KOHII
株式会社KOHII(京都)の会社が開発したアプリです。
関連会社でKIGUというコーヒー器具の会社もあるようです。
この「KOHII」というアプリを一言でいうと「コーヒーに特化したSNS」といったところでしょうか。
私自身も会場で「KOHII」を携帯にインストールして、5日間程使用していますが、コーヒーに関する器具や豆の情報などを読めてなかなか面白いアプリだと思います。
欲をいえば、まだこのSNSの登録者や登録業者が少なめなのでもっと増えてきたら、交流も活発になりもっともっと充実したアプリなると思います。
【コーヒーの果実】コーヒーチェリー抽出物
こちらは、コーヒーチェリーの抽出物を原料として取り扱っている「IMCDジャパン合同会社」の商品です。
あくまでも原料として紹介されていただけなので一般の小売店で販売されるようなものではありませんが、生まれて初めてコーヒーの果実というものを食べることが出来ました。
一言でいうと「プルーン」みたいで意外に美味しかったです。
ヨーグルトにいれたり、ホットケーキに添えたりして食べてみたいです!!
コーヒーの実の部分ってものすごく少ないから、きっと高価な原料なんでしょうね。
【まとめ】SCAJ2021を視察してみて、思ったこと!!
なにわともあれ、初めてじっくり展示会を見ることができて楽しかったです。
「コーヒーマシン」「エスプレッソマシン」「ミル」「グラインダー」「焙煎機」「生豆」「器具関連」さまざまなカテゴリーの商品が、あちらこちらに展示出展されていました。
この記事では、取り上げていませんが「エスプレッソマシン」「グラインダー」「豆に関する事業展開」の展示が多いように思いました。
また、時代の流れ(流行)だと思いますが、コーヒー系のYouTubeチャンネル(ユーチューバー)の方々もたくさん来られていたようで、「コーヒー業界が活発なんだなあ!!」と改めて認識しました。
コーヒー業界は熱心な方が多いですね。
僕も小さいながらこれから「コーヒー業界」で活発に活動していきたいと思います。
最後に、まとめとして「SCAJ2021」で僕が気になった商品10選を以下にピックアップいたします。
- キッチンカーでカフェ開業目線で気になった商品(3選)
- 【FMI社ブレンダー】 blendtec STEALTH895 NBS
⇒スムージーメニューに必須!! 【シロップ①】1883フランス
リンク【シロップ②】Torani ピュアメイド ゼロシュガーシロップ/スムージーベース
リンク
- いちコーヒーファン目線で気になった商品(7選)
【ハンドミル】「ブランド名:PLUSMOTION」JPPro
⇒ゆとりのある時間で手引きミルでコーヒーを楽しみたい!エスプレッソも!
リンク【焙煎機①】電動miniコーヒーロースター チタンHRM300-Ti
【焙煎機②】Aillio BULLET R1 V2
⇒いつの日か焙煎の世界に足を踏み入れたい!!(沼!?かも)- 【生豆業者①】CERRAD COFFEE&小分け専門会社MADURA
- 【生豆業者②】JAPAN COFFEE COOP
- 【アプリ】KOHII
⇒登録者数が増えれば面白いSNSになると思います。 - 【コーヒーの果実】コーヒーチェリー抽出物
以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
エスプレッソマシンやグライダーは気が向いたら「記事」にするかもしれません。
その際は、よろしくお願いいたします。
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