珈琲「カフェ開業@キッチンカー」奮闘記 第17歩:【カフェラテ作り方】お金をかけずに自分で「カフェラテ」を作ろう。
以前の記事で比較的安価にカフェラテのラテアートが練習できることを書きました。
その記事の概要はこうです。
本格的な「カフェラテ(ラテアート)」は、めちゃくちゃ高額な次の2種類のマシンが必要
- エスプレッソマシン …エスプレッソを抽出したり、ミルクをフォームドする機械
- グラインダー …エスプレッソ用にコーヒーの粉を超極細に挽く機械
この2つを合わせて、数十万円の価格!!
だから比較的安価な「エスプレッソマシン」「グライダー」をその記事で紹介したわけです。
とはいえ、それでも合わせて3万円そこそこの金額はしてしまいます。
決して「お家カフェ」を気軽に楽しむレベルの価格ではございません。。。
なので、今回は、「お家カフェ」として楽しむことを大前提としたときの「カフェラテ」、「カフェラテ」の作り方について紹介してきます。
「カフェラテ」ってどんな飲み物?「カフェオレ」と何が違うの?
ところで、そもそも「カフェラテ」ってどういう飲み物なのでしょうか?
「カフェオレ」とは何が違うのでしょうか?
簡単に表にまとめてみました。
カフェラテ | カフェオレ | |
ベース | エスプレッソ | コーヒー |
語源 | イタリア語 カフェ・コン・ラッテ(Caffè con Latte) | フランス語 カフェ・オ・レ(café au lait) |
基本的レシピ | 「エスプレッソ」…30cc 「スチームミルク」…170cc | 「濃い目のドリップコーヒ」…100cc 「60℃に温めてミルク」…100cc |
てまひま | やや難しい。 | とても簡単。 |
味わいなど | スチームミルクのクリーミーさがエスプレッソの濃い味をマイルドにしてくれる。 「ラテアート」を楽しむことができる。 | 濃い目のコーヒーとミルクのマイルドさが調。した優しい味わい |
ちなみに、カフェラテと似た飲み物で「カプチーノ」という飲み物があります。
「カフェラテ」を自分で入れるのは難しいの?
カフェラテは、エスプレッソを入れる工程とミルクをスチームする工程がありどちらもそれなりの難しさがあります。
また、すでに述べたように専用の機械(エスプレッソマシン、グラインダー)が必要になります。
(写真の家庭用のマシンでも合計約3万円ほど)
それでは、家でカフェラテを入れることは難しいかな?
いえいえ心配無用!!もっと安価に作れる方法があります。
本来の方法 | お家でお手軽な方法 | |
エスプレッソ抽出 | エスプレッソマシン | 直火式抽出器「マキネッタ」 |
スチームミルク作る | フレンチプレス | |
豆の極細粉砕 | グラインダー | 通常のコーヒーミル |
上の表の右側の各器具を使えば、お家でも簡単に「カフェラテ」を作ることができます。
価格は、1万円程度(どの器具を使うかにもよりますが。。。)!!
なお、直火式抽出器「マキネッタ」は、イタリアの家庭では、どの家庭にも置いてあるそうです。(大阪の家庭に必ずと言っていいほどたこ焼きがあるのと同じ?)
マキネッタは、以下写真のように3つの部品に分解できます。
⇒ |
仕組みとしては、次の通り
- 一番下になるタンク部分(②)にお水を120ccほどいれる。
- お湯を沸かすことにより蒸気の圧力で、お湯が上の方に上昇する。
- その際、コーヒーの粉が入っている部分(①)をお湯が通る。【エスプレッソとして抽出】
- ③の部分にエスプレッソが出来上がってくる。
では、具体的な作り方を次の項目で解説していきますね。
お家で入れる「カフェラテ」の作り方
ベースとなる「エスプレッソ」を作る工程
- まず豆をエスプレッソ用に粉を粉砕する。【豆の量:20g程度(多少余ります)】
(コーヒー用のミルの一番細かい粉砕設定にしてください。) - マキネッタのコーヒーの粉を入れる受け皿に入れる。(擦切り一杯にする。)
なお、粉は押し込まないこと!(本来のエスプレッソなら「タンパー」という器具で押し込みますが。。)
- 一番下のタンクに水(お湯でもOK)を120cc入れる。
※マキネッタの種類によってお湯の量は違うので説明書に従ってください。
- マキネッタを組み立て、ガスコンロで火にかける。
(※マキネッタの土台部分の大きさが小さいのコンロのゴトクに乗らないことがあります。
その場合は、金網などを「100均」で購入して載せてください。)
- お湯が沸騰ししばらくすると、上の部分にエスプレッソが上昇してきます。
※上昇し始めたら火は止めましょう。でないと吹きこぼれてしまいます。
スチームミルクを作る工程
- フレンチプレスにミルクを200cc程度入れる。
※フレンチプレスは、本来紅茶やコーヒーを入れる器具です。
- 電子レンジで60℃くらいの温度に温めます。
電子レンジの電力によりますが目安1分ちょっとくらいでしょうか。
温めすぎるとミルクが幕を張ってしまいますので、その場合は茶こしなどでこしましょう。 - 【ここの工程が超重要!!】
フレンチプレスのピストンを上下に運動させます。
コツは、最初の数回はミルクの表面あたりで上下運動(空気を含ませる)させる
そのあとは、ミルクの水面下で上下運動させる。(60回から100回くらい)
- スチーム状(シルクのようなきめ細かい泡)のミルクが出来上がったら、ミルクピッチャに入れる。
最終段階「ラテアート」
既に出来上がっている「エスプレッソ」と出来上がった「スチームミルク」を混ぜると完成!!
※スキル不足でうまくハートが掛けませんでしたが、味は美味しかったです。
「カフェラテ」の楽しみ方の究極は「ラテアート」
僕はうまく書けませんでしたが、こんな風に自分で作ったカフェラテを楽しむ時間は至福の時です。
今までラテアートの練習をしてきて確信すると事ですが、スチームミルクがきめ細かい泡の「つやつや」状態になっていれば、それなりにきれいなハートを描くことができます。
これが重要ですね。
【まとめ】お金をかけずに自分で「カフェラテ」を作ろう。
では、ここまでの記事をまとめます。
- カフェラテは、エスプレッソとミルクを合わせた飲み物
- カフェオレは、ドリップコーヒーとミルクを合わせた飲み物
- 本来、カフェラテを作るには、高額なマシンが必要になるが、お家でも安価に簡単に作れる方法がある。
⇒「直火式抽出器マキネッタ」と「フレンチプレス」を使用する。 - 作り方は、
・コーヒーの粉20g程度をコーヒーミルの一番細挽きの設定で引く
・マキネッタでエスプレッソ抽出する。
・フレンチプレスでスチームミルクを作る。
・出来上がったエスプレッソとスチームミルクを混ぜる(ラテアートを楽しめる。)
以上になります。
最後にマキネッタとフレンチプレスを紹介しておきます。
【直火式抽出器「マキネッタ」】
■よりリーズナブルなタイプ
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